お盆休みに突入しましたね!
世間は慌ただしいですが、私は相変わらず隙間時間にオーディオブックを楽しんでいます。
私にとっては生活に欠かせない存在です。

1歳3歳姉妹を育児中のワーママである私がたまたま選んだ3冊の本を読んだら、気がついたことがあったのでシェアするよ!
その気づきとは…
『生きづらさに悩む人にとって自分を大切にすることは超重要』
ということです!
・毎日の生活に生きづらさを感じる
・ 物事の悪い部分に目が行きがちである
・体や心が疲れてしまって元気が無い
こういった悩みを抱える人には是非一度お読みいただきたい内容になっています。
この記事を参考にして自分を大切にする方法を生活に取り入れていただければ、一緒に今日よりも楽しい明日を作りましょう!
目次
自分を大切にすることが超重要だと思う理由3つ
私が自分を大切にすることが生きづらさを解消するうえで超重要だと思う理由は以下の3つです。
- 自分の気分を良くすると、物事の良い面が見えるから(気分一致効果)
- 自分を思いやる行為は、自分自身を癒して元気にするから(セルフコンパッション)
- 自分らしさを大切にすると、周囲の環境が自分に合ったものに変わるから
次から一つずつ解説していきます。
①気分一致効果
1つめの理由は『自分の気分を良くすると物事の良い面が見えるから』です。
実はこれには心理学的な根拠があります。
それが気分一致効果です。
気分一致効果とは何かというと…
同じ出来事が目の前で起こった際に、
『気分の良い時には物事の良い部分が見え、気分の悪い時には物事の悪い部分が見える』
というものです。

たしかに気分によって感じ方って変わるかもね!
例えば仕事で同じミスをしたとしても、その時の気持ち次第でとらえ方は変わってきます。
「私はなんてダメな奴なんだ。早くこの場から逃げ出したい…」
と思うのか、
「今日のミスを無駄にせず、次は失敗しないようにしよう!」
と思うのか。
日常生活の中で物事を後ろ向きに捉えがちな人と、なんでも前向きに捉えられる人とでは心理的な負担が全然違うと思いませんか?
だからこそ常に気分の良い状態を保つように意識して生活すると、物事のとらえ方もポジティブになり『生きやすくなる』と考えられるのです。
②セルフコンパッション「受容と共感」
2つ目の理由は『自分を思いやる行為は、自分自身を癒して元気にするから』です。
こちらにも、やはり心理学的な理由があります。
それがセルフコンパッションと呼ばれるものです。

初めて聞いたけど、一体どんなものなの?
セルフコンパッションとは、自分への優しさ・思いやりのことです。
例えばひどく落ち込むことがあったとき。
自分の大切な人にするように、自分にも丁寧に接してあげることができていますか?
「なんてダメなヤツだ」
「私なんて…」
こんな風に追い打ちをかけていないでしょうか?
自分を立て直したい時には『受容と共感』がとても重要です。
大事な人にそうするように「辛かったね」「あんな言い方されたら傷つくよね」「すごく頑張ったよね」などと自分に声をかけてあげてください。
自分を受け入れて共感することで自己肯定感が高まり、気持ちの切り替えがしやすくなります。
自分の体をさすったり、セルフハグしたりすると更に効果的です。
忘れて前を向こう!と自分の辛い気持ちを無視するより、今の気持ちに向き合ってあげてください。
自分が自分の一番の理解者でいることが『生きやすくなる』ためにも大切なのです。
③類は友を呼ぶ
3つめの理由は『自分らしさ大切にすると、環境が自分に合ったものに変わっていくから』です。
一瞬どういうこと?と感じるかもしれませんが、一言で表すと『類は友を呼ぶ』ということです。
実は生きづらさや人間関係の悩みを抱えている人は、その原因が自分の行動にある可能性があります。
特に「いつも周囲に気を遣いすぎてしまって疲れる」と感じている人には、この傾向が強いかもしれません。

え、そうなの!?周りに親切にしているのにどうしてだろう…?
『類は友を呼ぶ』とは、似たもの同士が自然と集まることを意味するものですよね。
周囲に気を遣いすぎて、相手の望んでいる自分を演じてしまう。
相手が言ってほしそうなことをつい答えてしまう。
このような場合、表に出ているあなたは本当のあなたと呼べるでしょうか?
恐らく違うはずですよね。
本当の自分を殻の中に閉じ込めているはずです。
こういった場合残念ながら、表面的なあなたに合った人が周囲に集まってきてしまいます。
これが「類は友を呼ぶ」が、悪い方に効果を発揮してしまった結果です。
逆に言うと、本当の自分を表に出せば、それを「良し」と思ってくれる人が自然と周囲に集まってくるのです。
人間関係の「生きやすさ」を得るためには、自分らしさを大切にして「類は友を呼ぶ」を自分にとって良い方に展開させていきましょう。
自分を大切にするために実践したいこと3選
ここまでで、生きづらさに悩む人にとって自分を大切にすることがなぜ重要なのか?を説明してきました。
生きづらい生活を変えるためには、心理学や脳科学からのアプローチを活用すれば誰にでも改善できる可能性があります。
もっと複雑な人間関係の悩みの解決策としては不十分かもしれませんが、ちょっとした工夫で前向きな自分・リラックスした自分に近づくことは案外できそうじゃありませんか?

一番大切なのは、そのために具体的に何をしたらいいか?だよね!
自分を大切にする行動を具体的にどうやって自分の生活に取り入れるのか?
本の中で紹介されていたことに、私が実践している内容も加えて具体的に紹介していきます。
取り入れやすい物ばかりを集めましたので、真似ができそうなものは是非やってみてくださいね!
①朝のご機嫌ルーティーンを決める
気分一致効果を活用した方法を考えてみたいと思います。
気分一致効果とはその時の気分によって、物事の捉え方が変わることでしたね!
つまり1日のスタートである朝の気持ちを心地よく整えることで、1日の物の見方をポジティブにすることができます。
トラブルがあっても短時間で立ち直れたり、ポジティブな物の見方ができることで物事や人に対して柔軟に対応できるようのなります。
生きやすい1日を過ごすために朝のうちに仕込んでおくのです。

自分の気持ちが上向く好きなことを予め考えて実行してみよう!
私が実際に取り入れている朝のルーティーンはこの6つです。
小さな子供がいてバタバタの毎日ですが、この中の1~2つは朝のうちに実践するようにしています。
- 朝日を感じながらコーヒーを飲む
- ストレッチする
- 花に水をあげる
- 心地よい音楽を聴く
- トイレ掃除
- ブログを書く
このようにどんなことでも良いのですが、自分の気持ちが前向きになりそうなことを是非取り入れてみてください。
②自分に優しい言葉かけをする・自分を抱きしめる
セルフコンパッションとは、自分に対する優しさと思いやりのことでしたね。
落ち込んでしまった自分を立て直したい時には、自分にとって大切な人を励ましたい時にどうするか?を考えて実行するのがオススメです。
優しい言葉をかけたり、ただ抱きしめてあげたかったりしないでしょうか?
それを自分に対してやってあげるのです。

誰も見ていないからとことん自分を甘やかして大丈夫!
「お疲れ様」「大変だったね」「すごく頑張ったね」「嫌だったね」
騙されたと思って自分をハグしながら呟いてみてください。
半信半疑で私が実践した時には、思わずぽろっと泣いてしまいそうになりました。
自分の中から悪い物がすっと抜けたような感覚でした。
でも自分に優しい言葉をかけるのって、ちょっと照れ臭かったりしませんか?
ちょっと恥ずかしいなと思う人への私のお薦めは「観葉植物に声をかける」方法です。
実は私も少し恥ずかしいな、と感じていました。
そこで試しに可愛がっている植物に水をあげながら「おはよう」「今日は暑くて大変だったね」とやってみたら、口にしたときに少し元気になっている自分がいたのです。
観葉植物は見た目も癒されますし、手間も少なくて扱いやすいので簡単に生活に取り入れることができます。
一人暮らしでも忙しい人でも問題ないので老若男女問わず誰にでもオススメできる方法だなと感じています。
何かを労わる動作をしていると自分も癒されているみたいなんですよね。
それに気づいてからは「疲れたな」と感じた時ほど、家族にも優しい言葉を使うように意識しています。
自分のためであり、誰かのためにもなるのでとてもオススメです。
③本当の自分を少しずつ表にだす
偽りの自分を「いいな」と思っている人が自分の周囲に集まってきたら、その人たちの好む自分をまた演じなくてはならない気がしてくる。
そうするとそれを「いいな」と感じた別の人もまた、偽りの自分のもとに集まってきてしまう。
この負のループを脱却するために必要なことは一つ。
『本当の自分を表に出すこと』
自分らしく過ごすように努力していると、今度はそれを「いいな」と感じた人たちが自然とあなたの周りに集まってきてくれるので、負のループとは全く逆のことが起こるという訳です。
でも…
本当の自分に自信が無いから無理をしてしまう
自分と相性の良さそうな人が周囲にいない
仕事中にそんなこと言ってられない
と感じている人も多いのでは?と思います。
そう感じても、できれば少しずつ挑戦してみてください。
自分に優しい世界は、自分で作ってあげる勇気が大切ではないかと私は考えています。
そうは言っても相手の気持ちに敏感に反応し、無視ができない優しい人ほど本当の自分を押し殺して我慢してしまうんですよね。
もし実生活で素の自分を出すのが難しい…と感じるならば、まずは最初の一歩としてインターネットの活用がオススメです。
自分が好きだと感じる発信をしている人をフォローして積極的に交流してみるのです。
自分が好きだと感じるものには同じような感性の方が集まっていることが多いので、そこでの交流が良い出会いにつながる可能性は十分にあります。
また、慣れてきたら自分が発信者側に回るのもオススメです。
私はこういう物が好き!を発信することで、今度は自分と似た感性を持った人があなたを見つけてくれるかもしれません。

実は私がブログを書いているのもこういう理由もちょっとあるの…。
今は色々な種類のSNSがありますので、自分にあったものから始めてみることをお勧めします。
リアルな人間関係で自分を出す勇気が無いと感じる人は、こうしたところで「素の自分が誰かから受け入れられる経験」を積んで、実生活にも広げていけたらいいのでは?と思います。
「素の自分を出すのは怖い」人へ贈る、私の実体験
勇気が出ない人のために私の実体験を2つ紹介します。
一つは小学生の頃の実体験、もう一つは社会人になってから出合ったとても魅力的なSさんという女性のエピソードです。
とりとめもないエピソードですが、誰かの勇気につながればいいなと願っています。
実体験①小学生の頃の話
私は子供の頃から人の顔色をうかがってしまうタイプでした。

真面目だけど面白味の無い子ってたぶん思われてたんだろうなぁ…
本当に仲良くなった近しい友人には自然体で接することができても、「同じクラスの子」程度であればいつも本音を出せずにいました。
ところがある日。
何かの授業で席の近い友達4、5人でグループワークに作り取り組みました。
その作業を行う過程でなんだかいつも以上に話が盛り上がってしまい、楽しくなってきた私はついつい自分の本音をぽろっと出してしまった時があったのです。
いつも大人しくしている(ように見える)私から予想以外の言葉がでてきたのが面白かったのか、グループの子達はみんな大爆笑して喜んでくれました。
そこで初めて
「あれ?もしかして思ったことをそのまま言ったほうが好きになってもらえるのかも?」
と感じたのです。
そこからは少しずつ自分の本音を表に出すようになれたかな?と自分では思っています。
表に出した自分と似た人が集まってくる、というエピソードとは少し違いますが、勇気をもって自分らしくいることで自分が思っているよりも多くの人が「あなたっていいね!」と思ってくれるかもしれません^^
実体験②社会人になってから出合ったSさんの話
社会人になって最初の仕事はとある窓口で働く接客業でした。
マニュアルがしっかりしていた会社でしたので、私はそれに沿った丁寧な応対を常にこころがけていました。
もちろんお客様と他愛ないことで雑談することもありましたが、手続きが必要以上に長引かないようにほどほどのところで本題に戻り作業を進める…といった具合です。
お客様によっては私の応対は「事務的」に見えたかもしれません。
同じ職場でSさんという女性がいました。
彼女は美人さんでしたが見た目がギャルっぽく、口調もタメ口混じりの「丁寧なギャル口調」といった雰囲気で、お客様のことも「お父さんお母さん!」と呼ぶような子でした。笑
その職場はホテルのフロントのような、少し格式が高い雰囲気の接客が求められる場でしたので、Sさんの接客はマニュアルからは程遠かったと思います。
しかし彼女は誰よりも指名客が多いのです。
近所のおばあちゃんも、どこぞの社長さんもみんなわざわざ彼女にアポを取ってからやってくるのです。
凄い時には指名客の応対だけで1日が終わるほど立て続けに予定が入っていることもありました。
何が言いたいかと言うと…
自分を取り繕ってマニュアル通りに働くことが、唯一の正解ではないということです。
「自分らしい接客」はマニュアルとは程遠くても、人間味があってかえって好まれる可能性が大いにあるのです。
このようなエピソードは、彼女の人柄が元から優れており、それを「いいな」と感じる人の人数が相対的に多かったから起きた現象だったのかもしれません。
ですが自然体な人って、傍で見ていても不思議と気持ちが良かったりするんですよね。

見た目や口調からギャップがあるけど、いつも真心のある接客をしていてすごく尊敬していたなぁ…
あまり頑張り過ぎずに自分らしくいることを意識していれば、周囲の環境があなたにふさわしい物に自然となっていくのかもしれません。
まとめと影響を受けた本の紹介
今回の記事では『生きづらさ』を感じている人が今日よりも生きやすい明日を手に入れるために、私が様々な本を読んで気が付いたことをご紹介しました。
私は『自分を大切にすること』は、自分の気分を常に良い状態に保てるよう心を尽くして行動することだと思っています。
こういったことが自然とできる人もいると思いますが、私は今までまったく出来ていなかったと気づいて本当に驚きました。
私にとっては新しい発見だったからこそ、意識しないと忘れてしまうことでもあると感じています。
だからこそ、この記事をお読みいただいた『生きづらさ』を感じる人にも自分を大切にして、幸せにしてあげる努力を私と一緒にしてみてほしいなぁと思います。
少しずつ自分を大切にする練習をしていきましょうね!
最後に今回紹介した自分を大切にすることが重要な理由と、その方法を私に教えてくれた3冊の本を簡単にご紹介します。
ちなみに…
それぞれの本は『自分を大切にすることって生きやすくなるために超重要だよ!』ということについて詳しく言及されているものではありません。
私が偶然それぞれの本を立て続けに読んで、「ん?なんかこの3冊にわずかながら共通する部分を見つけたぞ!」と思って書いたのが今回の記事になります。
どの本もそれぞれ魅力的でニーズの多い内容だと思いますので、ご興味を持たれた方は1度書籍も読んでみてほしいです。
やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ 著者:大平信孝
やりたいことがあるのに、それを実現するための行動をついつい先延ばしにしてしまう。
誰にでも心当たりがありますよね?
この本では「やる気」というあいまいな物に頼らず、アドラー心理学や脳科学に基づいて脳の仕組みを上手に利用したやる気スイッチの方法が数多く紹介されています。
今回紹介した「気分一致効果」はその方法の5つ目として紹介されていたものです。
私はAudibleで拝聴しましたので、第一章の26分ごろに収録されていました。
いつだって、宇宙を信頼すればいい。 著者:吉岡純子
Youtube「魔法使いの学校」を運営する吉岡純子さんの宇宙論の本です。
引き寄せの法則などのスピリチュアルなことに関心がある方はご存じかもしれませんね。
私は表紙のワンコが可愛かったという理由でこの本を手に取ったので、こういった類の本を読むのは初めてでした。
慣れない世界の話だったので、最初は「???」となりましたが、自分の心の在り方を考えたり気持ちの切り替え方に役に立ちそうな方法も色々書いてあったので、何度か聴き返したらとても勉強になったなぁと感じました。
こちらもAudibleで拝聴したのですが、今回触れたセルフコンパッションについてはchapter5の6分21秒「自分を立て直したい時は、『受容と共感』が超大事」からお聴きいただけます。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本 著者:武田友紀
近年話題に上ることも多くなったHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)
親しみを込めて「繊細さん」とも呼ばれる気が付きすぎて疲れてしまう人が、どうしたらもっと生きやすくなるのか?について書かれています。
著者自身もHSPであるからこそ、かなり具体的にHSPの人がラクになるためにはどうしたらよいのか?を解説してくれているので、繊細さんにとってはとても参考になる一冊です。
HSPという言葉を知ってから自分にもその気質があると感じていたので、なるほどなぁと感じる部分が多かったです。
「類は友を呼ぶ」として紹介した内容についてはAudible版の第3章5分15秒「自分を出せば出すほど、自分に合う人が集まって楽になる」と6分48秒「『繊細さん仲間』を見つける方法」に影響を受けて紹介しています。
以上の3冊です。
それぞれの本についての要約や個別の感想などはまた別の機会に詳しくかけたら良いなと思っています。
書籍にご興味が出た方は、是非ご一読されてみてください!
私がこういった気づきを得て、昨日よりも少しだけ賢く、気分よく生きられるようになっているのはAmazonのオーディオブックサービスAudibleを使って、たくさんの本に触れることができるようになったおかげです。
本は知識の宝庫です。
忙しくても生活の隙間時間にさくっと取り入れることができるオーディオブックは本当におススメです。
過去にオーディオブックの比較記事も書いていますので、良かったら是非ご覧ください!