以前、節約の記事を書いたときに
「こんまりさんの片づけの方法とちょっと近いかも?」
的なことをちょっと書いたことがあったのですが、失礼なことにちゃんと読んだこともないままそんなことを言っていたのがずっと気がかりで、先日Audibleで拝聴しました。

アラサー×ワーママ×2児の母!
ごちゃついた部屋に悩んでいた筆者がこの本をオススメする理由をご紹介!
・片付けが苦手な人
・片づけてもすぐリバウンドしてしまう人
・片付けたいけど方法がわからない人
・仕事や子育てで忙しくて部屋が片付かない人
・家族が部屋を散らかすことにストレスを感じている人
このような方々でも、この本を読みおわる頃には絶対にリバウンドしない片付け術を手に入れることができるはずです!
目次
著者近藤麻理恵さんの簡単プロフィール
今更説明するまでも無いかもしれませんが、近藤麻理恵さんについても少しご紹介します。
・近藤麻理恵 職業:片づけコンサルタント
・5歳の頃から主婦向け雑誌を愛読、15歳から片づけを研究
・19歳の頃からコンサルティング業を開始
・「人生がときめく片づけの魔法」は世界40か国以上で翻訳出版、世界的大ベストセラー
・2015年、米国TIME誌 世界で最も影響力のある100人に選出
・2021年、Netflixで配信された冠番組の新シリーズがエミー賞を受賞
なんと!
5歳で既に片づけに目覚めて主婦向け生活雑誌を読むのが大好きな子供であったとか…。笑
さすが自ら「片づけの変態」「片づけオタク」を自称されているだけあります。
子供の頃から片づけにのめり込み、時にうまくいかなかった時には「気を失う」ように眠りについたこともあったとか…。

こんまりさんの片付けの変態エピソードの数々もすごく面白かったよ!笑
次から『人生がときめく片づけの魔法』の要点を私なりにまとめます。
この本に興味があるけど読む時間が無い…と感じている方は是非参考にしてください!
『人生がときめく片づけの魔法・改訂版』要点まとめ
この本は「一度片づけたら絶対に元に戻らない」片付け法が書かれた本です。
片付け法といっても、〇〇はこうやって片づけましょう!という具体的な方法よりも、むしろ片づけに対する精神的な側面によりフォーカスされていて、まるで哲学書のような内容になっています。
この片づけメソッドが絶対にリバウンドしない理由は、こんまりさんにとっての片付けがマインドを変えることだからです。
物の置き場所が変わるだけの収納方法では付け焼刃でも、マインドごと変えてしまう片付け法であれば効果が続くことも頷けると思いませんか?
この本には『片づけられる人に変わるための』方法が書いてあるとも言えるわけです。
やることはたった二つだけ
そして「片づけ」とは、実際には2つの手順しかありません。
それは「物を捨てる」ことと「収納場所を決める」ことです。
ここで間違ってはいけないのが、必ず『捨てる』が先であること!
まずは「捨てる」を『短期に一気に完璧に』!
『カテゴリ別に』『正しい手順で』終わらせます。
最後に物の収納場所(定位置)を定めることで、日常的には出したものを定位置に戻すという単純作業だけで常に家の中が綺麗にキープされるという訳です。
そしてその『捨てる』際に最も重要なのは『実際に手に取ってときめくもの』を選んで残すこと。
本当に重要なのは捨てることよりも、「何を残すか?」なのです。
「一度片づけたら絶対に元に戻らない」片付け法の手順
『人生がときめく片づけの魔法・改訂版』で紹介されている、こんまりさんの片付け法の具体的な手順に、個人的な感想を交えながら紹介させていただきます。
①自分の「理想の暮らし」を考える
あなたが片付けをする目的はなんですか?
それをなるべく具体的にイメージすることが大切です。
このステップを行わずに「捨てる」を始めてしまうと、目的地がわからまいまま旅に出るようなもので「リバウンド」の確率が上がってしまいます。
片づけにおいて本当に大事なのは「何に囲まれていきたいか?」という超個人的な価値観です。
それは自分自身しか分かりませんよね?
なぜ片付けをしようと思ったのか?どんな生活を手に入れたいと思ったのか?何に囲まれて生きたいか?
しっかりイメージしてから『捨てる』をはじめましょう。
②正しい手順で片づける
ポイントは『部屋別ではなくモノ別で』片づけること。
自分の持ち物を一カ所に集めることで数を正確に把握し、残す手放すの判断をし易くするためです。
捨てるを行う時には『カテゴリー別』に進めます。
カテゴリー別に進める時の順番は、
『衣類→本類→書類→小物類→思い出品』
これは、こんまりさんがご自身の経験を基に考えた順番だそうです。
右側に行くほどより捨てるのが大変になることが想像できますね。
いきなりヘビーなものから進めて、途中で挫折することを防ぐためにも正しい順番で行いましょう。
③ときめくかどうかで判断する
この本の「肝」ともよべる部分はズバリここです!
必ずモノを実際に手に取り『ときめくかどうか』で判断をして、何を残すか?を真剣に考えてみてください。
最初にイメージした自分の好きな物に囲まれた理想の暮らしに、今手にとっているモノは必要でしょうか?
④「あらゆるモノの定位置」を決める
ここまでの手順で、捨てる物を一気に捨て、ときめくものだけを残したらあとはモノの定位置を定めます。
それぞれのモノに住所を与え、使ったらまたその場所に戻す。
一度決めてしまえば、あとはこれを繰り返すだけです。
この本がワーママにオススメの理由
ここまで「人生がときめく片づけの魔法・改訂版」の要点をご紹介してきました。

ここからはワーママとして毎日忙しくしている私が、同じように「忙しくて時間が無い人・家族が部屋を散らかってイライラしてる人」にこそ、この本がオススメだと感じた理由をご紹介していくよ!
①一度思い切って片づければ普段の片付けはあっという間にできるから
②自分が率先して片づけると自然と家族がそれに続いてくれるから
③機嫌の良い自分でいられるから
この本を読んで、私も実際に断捨離に挑戦中です。
まだ道半ばではありますが、ここまで実践してきた体験談をもとにこの3つの理由について詳しくご紹介します!
①一度思い切って片づければ普段の片付けはあっという間にできるから
こんまりさんの片付けは『短期に一気に完璧に』がポイントです。
ですが、この「捨てる」作業はかなりストイック!
そして大掛かりであるため、短期と言っても半年程度の期間を想定しているようです。
ですがこの片付けを終えた後は、使ったものを元の場所に戻すという作業だけでOK!
これだけなら短時間で作業が完了します。
『その簡単なことができないから片付かないんじゃないか…』
そう感じる方もいることでしょう。
しかしそこが、こんまりメソッドの強いところなのです。
なぜなら、真剣に選び抜いた自分にとって特別な「ときめくモノ」たちには自然と愛情や敬意が芽生えるからです。
誰に何を言われなくても、自分にとって心から大切な物を雑に扱う気にはならないですよね?
だから日常の片付けを苦痛に感じることもないどころか、物への感謝の気持ちすら感じながら、単純作業だけで常に綺麗な状態をキープすることができるのです。
②自分が率先して片づけると自然と家族がそれに続いてくれるから
「人生がときめく片づけの魔法・改訂版」の中でも、自分は頑張って綺麗にしようとしているのに家族に全くその気がない…という問題について触れられていました。
その気持ち、わかります!!
私がポイポイ物を捨てる横で「これは取っておいて!」「今度やるよ…」と、全くやる気のない夫が我が家にもいたからです。
この本の中ではそんな時にやるべきこととして次のような対処法が紹介されています。
その対処法とは…
『片づけられない家族にイライラした場合は、自分の物だけを黙々と片づける』
という方法です。
これを実践すると、やる気のなかった家族も後に続くように各々の片付けを始めてくれるようになる…ということでした。
本当かな?
そう思う気持ちも理解できますが、私から言いたいことはひとつ。
是非やってみてください!
我が家の場合、あれこれ言って先延ばしにしていた夫が、まさに後を追うように片付けを始めてくれました。
私が服を捨てれば服を。
PCを捨てればPCを。
面白いように後に続いてくれています。
人からやれ!と言われるとかえってやる気がなくなる…という経験は誰しもがあるのではないでしょうか?
背中を見せて自ずとやる気になってくれる方がお互いのストレスも少ないですよね!
また、こんまりさんは『自分のスペースを片付けて満足できるようになると、少しくらい家族が散らかしても全く気にならなくなる』とも書いています。
これについても同意する部分が多いと感じます。
理由はうまく説明できないのですが、自分の物が正しい位置にあり、整然としている様子を見るだけで心が穏やかになり満足感があるのです。
おかげで人のことにとやかく口をだしたくなる気持ちがあまり湧いてこなくなりました。
子供のオモチャが散らかっていても「あらら~散らかってるな~」と思いながら、穏やかな気持ちでおもちゃ箱にポイポイして終わりです。
あくまでも個人的な感想ではありますが、少し前まで夜な夜なイライラしていたのに凄い変化だと思います。
③常に機嫌の良い自分でいられるから
毎日仕事や育児で忙しくしていると、心がすり減ってイライラしたり落ち込んだりしてしまいますよね?
このメソッドの肝である部分を思い返してほしいのですが、自分にとって『ときめくモノ』だけを残す…でしたよね。
ときめくモノだけに囲まれた大好きな空間…
それって絶対に自分にとって癒しの空間になるはずです。
3歳と1歳の子供がいる我が家。
正直毎日に余裕はありません。
だけどそんな忙しない毎日でも、部屋のあらゆる場所に目に入るだけで心ときめくモノが散りばめられているのです。
言うなれば自分で自分のために「機嫌の良くなるスイッチ」を部屋中に仕掛けているような感じです。
毎日イライラしたり、自己嫌悪に陥ったり、疲れてぐったりしたり…。
そんな自分を自分で整えた空間が支えて励ましてくれるので、常に機嫌の良い自分でいられるようになります。
まとめ
『人生がときめく片づけの魔法・改訂版』の要約はいかがでしたでしょうか?
この本には片づけに対するマインドを変えることで、絶対にリバウンドしない片づけ術を身に着ける方法が書かれていました。
この本に影響を受けて、私も断捨離の真っ最中です。
まだまだ道半ばであるにも関わらず、先述したように多くのメリットを既に感じることができています。
本の中の一説にもあるのですが、「片づけ」とは自分の人生に「片をつける」という意味もあるそうです。
「なんとなくいいかも?」
「これでいっか~」
そうやって安易に選んできた物が家の中に増えれば増えるほど、本当に大事なものや必要なものが分からなくなって自分を見失っていくということでしょうね。
そんなこれまでの人生に肩をつけ、埋もれてしまった本当の自分を探り当てるために、まずは捨てて「ときめく」モノだけを選んで残す。
片づける時はもちろんですが、今後新たに買う物も「ときめき」を基準にすることで同じように物に埋もれてしまうことを防げるように思います。
お金の使い方にまで影響を与えてくれそうですね。

ミニマリズム的でもあるけど少し違う…。
「ときめき」基準で好きな物に囲まれて過ごすのは、シンプルだけど生活の満足度が高そうだよね!
「部屋を綺麗にしなくちゃ…。」という義務感ではなく、「好きな物だから大事にしたい」「好きな空間だから常に整えておきたい」そんな風に自然と思えるから無理なく続けられています。
両親から「お前はだらしないなぁ」と言われて育ってきた私でも、この生活の心地よさに早くも快感を覚えているんです。
きっとみなさんの人生も変える力がある一冊ですよ。