【体験談】HSPに接客業は向いてる?向いてない?

こんにちは!

ゆあ
ゆあ

HSP気質のワーママ、ゆあと申します!

今回の記事では繊細でストレスを抱えやすいHSPさんに、接客業は向いているのか?について自分の体験談を通して感じたことをまとめて紹介しています。

この記事はこんな人にオススメ

・仕事を探していて接客業に興味がある

・HSP気質が接客に向いているのか知りたい

・HSP気質の人が接客業で働くときの注意点を知りたい

私は今は事務職として働いていますが、それ以前は4年間接客業をしていました。

 

 

一般的にはHSPさんは人付き合いが苦手とされるので、接客業はオススメされないケースが多いと思いますが、私個人としてはそれも結局『人による』と思っています。

 

 

この記事を通して、HSPさんが接客業で働くときのメリット・デメリット、接客業で仕事をする上での注意点などを知っていただき、接客業に興味があるHSPさんの職業選択の一助にしていただけたら幸いです。

 

なお、このブログはHSP気質を持つ私の個人的な体験、経験を基にして書いた記事です。

 

医学的、化学的な知識などは持ち合わせてはおりません。

 

一個人の体験談としてお楽しみいただければ幸いです。

HSPさんに接客業は向いてる?向いてない?

HSPさんに接客業は向いているのか?

まず最初に私なりの結論を書いておきたいと思います。

 

 

私の経験から得た結論は『内向的な傾向が強いHSPさんには不向きかもしれないが、人好きなタイプの場合はOK』です。

ゆあ
ゆあ

なんとなくHSPさんには不向きな印象があるけど、大丈夫?

 

たしかに接客業は不特定多数の人と接する機会がとても多いです。

 

 

よって『人と話すことが特にストレス』と感じるようなHSPさんの場合は、やはりとても疲れる職種かもしれませんね。

 

 

しかしHSPと言っても中には『人の喜ぶ顔を見ることにやりがいを感じる』といった、人好きなタイプの方もいらっしゃると思います。

 

 

そういったケースは、仕事との付き合い方やストレスの緩和の仕方などを身につければ、やりがいを見出して楽しく働けるかもしれません。

 

 

接客業にはどんなやりがいや注意点があるのか?

 

この記事を読みながら想像して疑似体験してみてください!

 

HSP気質のどんなところが接客に向いている?

HSPさんが接客に向いていると感じる点は次の3つです。

  • 人の喜ぶ姿にやりがいを見出せる
  • 相手の悩みに寄り添い共感できる
  • お客様に真摯に向き合うことができる

次から一つずつ見ていきましょう。

人の喜ぶ姿にやりがいを見出せる

何と言っても多くの方と直接触れ合うことができるのが接客業の魅力ですよね。

 

 

やはり仕事をする以上、『自分のしたことが誰かの役に立った』と実感できるのは誰にとっても嬉しいことではないでしょうか?

 

 

接客業は不特定多数の人と日常的に接する機会が多いので、この『役に立てた』という実感をしばしば感じることができるのが最大の魅力だと言えると思います。

ゆあ
ゆあ

笑顔で「ありがとう!」と言われるのはやっぱり嬉しい!

自分のしたことに対して直接感謝の言葉をもらえるので『やりがい』を実感しやすいです。

 

 

今は事務職として働いていますが、転職したばかりの頃はやっぱり少し物足りない気持ちになりました。

 

 

優しく良心的な人が多いとされるHSPさんは、誰かに喜んでもらうと感じられる仕事に充実感を得やすいのではないでしょうか?

相手の悩みに寄り添い共感できる

HSPさんは共感力が高いのも長所と言われることが多いですよね。

この共感力の高さは仕事でも活かすことができます。

 

 

『〇〇のことで困っている』とお客さまから相談されると、豊かな想像力を発揮させて『そうなんですね、それはとてもご不便でしたね。』と相手に自然に寄り添うことができます。

 

 

お客さんは問題を解決するために、あなたに声をかけたかもしれません。

 

 

しかし事務的に解決してもらうだけでは良い接客とはなりませんよね?

ゆあ
ゆあ

店員さんの事務的でドライな応対に傷ついたことがある人も多いはず…

 

その点HSPさんは自身の高い共感力を武器に、相手の気持ちに寄り添った言葉選びができるのではないでしょうか?

 

 

問題解決だけではなく、自分に寄り添った言葉をかけてもらえたらお客様の満足度も高くなりますよね。

 

 

これが自然にできるのは接客業においてとても強みになると思います。

お客様に真摯に向き合うことができる

共感力の高いHSPさんは、誰かが困っているときにとても親身になれる人が多いのではないでしょうか?

 

このお客さんはどんなタイプの人かな?

このお客さんのために自分ができることは?

提供できるサービスの中で最善のものは?

自分だったらどのように対応してほしい?

 

これらが一気に頭の中を駆け巡り、問題解決に真摯に取り組むことができるでしょう。

 

 

人の性質を見極めるのが早く思慮深い性質も手伝って、今目の前にいるお客様に最適な提案をしよう!と自然に努力することができます。

 

ゆあ
ゆあ

自分がお客さんの立場だったら、こんな人に接客してほしい!

そんな対応が素でできてしまうのが、HSPさんの魅力ではないかと思っています。

 

 

『接客業ならこんなの当たり前じゃない?』

 

 

と思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし現実はそうとは限らないのです。

 

 

働く側に身をおいてみると、そっけない対応が多い同僚がいたり、店舗側に都合の良い判断がされていると感じることも少なくないということが分かります。

 

 

そんな中でも親身になってくれるHSPさんのような方は、まさにお客様の望む『理想の接客』に近い働きができるのではと思います。

HSPさん×接客業 どんなところが向いてない?

ここまでHSPさんの気質が接客業において、どんな風に向いているのかを見てきました。

 

 

ここからは自分が働いてみて感じた、『HSP気質のこんなところが接客業に不向きかも…』と感じたポイントと『その時にどう対処していたか?』について見ていきます。

 

 

HSP気質が接客業に向いてないなと感じたポイントは次の3つです。

  • 自信がないとオドオドして、お客様を不安にさせてしまう
  • ミスをいつまでも引きづり、更にミスをしてしまう
  • クレームなどのトラブルにひどく落ち込む

次から一つずつ見ていきます。

自信が無いとオドオドしてお客様を不安にさせてしまう

私が新人の頃によく先輩社員から指摘されていたことです。

 

 

お客様からの質問に自信を持って答えられないとき、それが表にでてしまい声が小さくオドオドしてしまうことがたくさんありました。

 

 

誠実に正確な受け応えをしなくては!

あまりお待たせしたら申し訳ない…。

 

などの感情で頭がいっぱいになってしまっていました。

 

 

接客業の場合は、目の前にお客様がいて返答を待っている状態なので、より一層慌ててしまうんですよね…。

ゆあ
ゆあ

分かってなくても分かってるフリをしろ!って指導されてたなぁ…

サービスの内容を細かく理解できていないと、不意にわからない質問をされて動揺することもあるでしょう。

 

 

接客業ではそのような時もなるべく動揺を表に出さないことが望ましいです。

 

 

なぜならあまりに自信なさげにしていると「この人に任せて大丈夫だろうか?」とお客様を不安にさせてしまうからです。

 

 

これを克服するためには、まずは自分の提供するサービスについてよく勉強することが先決です。

 

 

そのうえで、自分の知識で対応できない質問をされたらなるべくお客様を不安にさせないことを第一に考えましょう。

 

 

『〇〇についてですね。知識不足で申し訳ありませんが正確な情報を確認して参りますので、5分程度お時間頂けますか?』

 

 

などと、なるべく冷静にゆっくりと伝えるように意識すると慌てて動揺している印象になりにくいのでおススメです。

 

 

また、分からないから確認したいことを謝罪と共に正直に伝えたうえで、目安となる時間を具体的に伝えてあげることで誠実な印象になりやすいと思います。

 

 

焦った時ほど、冷静で正確な対応ができるように心がけてみましょう。

1つのミスを引きずり、次のミスにつながる

HSPさんの中には些細なミスを必要以上に気にしたり、脳内でいつまでも自分を責め続けてしまう方も多いのではないでしょうか?

 

 

私も本当にこの傾向が強く、一つのミスをいつまでも気にしてしまいます。

 

 

私の場合、このように気持ちの切り替えがうまくいかないと、次の仕事に集中できず別のミスをしてしまうことがとても多いです。

ゆあ
ゆあ

なかなか気持ちの切り替えができないんですよね…。

接客業ではミスをしても、またすぐに別のお客様がやってきます。

 

 

次のお客様に先ほどのミスは全く関係ありませんよね?

 

 

新たなお客様に100%向き合うためにも、ミスをいつまでも引きずらないように心がけることが大切だと思います。

 

 

そのために私が取り入れていたのは、気持ちの切り替えを意識的に行うために次の接客の前に息抜きの時間を作ることです。

 

 

息抜きと言っても仕事中に長々休憩するわけにはいきませんので、トイレに行く・水を少し飲む・目を閉じて数回深呼吸するなどのちょっとした工夫を取り入れていました。

 

 

忙しい職場でしたが『またミスするよりはずっとマシ!』と割り切って、自分のために実践していました。

 

 

行動をセットにすると気持ちの切り替えがスムーズになりやすいと思うので、接客業以外の方でもミスを引きずりやすい方は実践してみてください。

クレームなどのトラブルにひどく落ち込む

接客業に携わっていれば、クレームは付き物ともいえます。

 

 

誰かのミスを代わりに謝罪することもあれば、自分のミスでクレームが起こり、それこそ消えてしまいたいような気持になったことも何度もありました。

 

 

自分のミスを悔み、自分を責めておちこんでしまうこともHSPさんにあるあるだと思います。

 

 

私の経験から1つアドバイスさせていただくとすれば、『どんなトラブルも必ずいつかは終わる』ということを頭の片隅に置いておいてほしいということです。

ゆあ
ゆあ

必ず終わりは来ると思うだけで、少し救われる気持ちになっていたよ!

何度か本当に職場に行きたくなくなるほど辛い気持ちになったこともありました。

 

 

しかしこういった経験を重ねるうちに、、トラブルが起こってもそこで挫けず、自分にできる限りの対応をしよう!と気持ちを奮い立たせることができるようになりました。

HSPさんが接客業で働くなら気を付けてほしいこと

これまでHSP気質の私が実際に接客業に携わった経験から、HSPさんが接客のお仕事をする時に向いている・向いていないと感じた点について書いてきました。

 

 

ここでは、HSPさんがもし接客業で働くなら気を付けてほしいことを私から1つお伝えしておきます。

ゆあ
ゆあ

心を守り元気に働くために知っていて欲しい!

HSPさんに気を付けてほしいこと、それは…

 

 

サービスとしてできること・できないことの線引きをしっかり持つ

 

 

ということです。

 

 

優しく良心的な人が多いHSPさんは、その気質が故に人のためにも一所懸命取り組むことができる素晴らしい長所があります。

 

 

しかし、接客業でありがちなことですが提供しているサービス以上のことを求められることも意外と多いのです。

 

 

簡単なこと、すぐに片付きそうなことであればお客様を喜ばせるプラスの要素として提供することも悪いことではありません。

 

 

しかし、問題は要求は意外とエスカレートする、ということです。

 

 

これを予め心得ておけば、『ほんとはダメなんですけど、〇〇だけやっておきますね!』などと予防線を張っておくこともできます。

 

 

接客業と言う職種であるがゆえ、お願いされたことを『無理です』とキッパリ断るのもまた難しいことではありますよね。

 

 

しかし色々な経験を積んでいくと、『このぐらいまでならOK、この部分は譲ってはダメ』という線引きのラインも分かってくると思います。

 

 

誰かが過剰なサービスをすると『あの人はやってくれたのに!』という別のトラブルを引き起こす可能性もあります。

 

 

普段から他のスタッフがどんな対応をしているか?をよく観察し、ちょうどいいラインを探すようにしてみてください。

予想外!接客業は意外とストレスが少ない!?

ここからは、自分でも全く予想外だったけど『接客業の意外な魅力』だと感じた点をご紹介します。

ゆあ
ゆあ

実際やるまでは全く予想していなかったけど、せっかくなら知っていて欲しいなぁ。

その魅力とは…

 

 

社内の人間関係によるストレスが少ないということです。

 

 

次から少し解説します。

接客業に社内のストレスが少ない理由

なぜ接客業は意外と社内でのストレスが少ないのか?

あくまで私が勤めていた職場の話ではありますが、体験談としてご紹介させていただきます。

 

 

接客業に意外とストレスが少ない理由、それは…

 

『社員同士の仲が良くなりやすいと思うから』です。

ゆあ
ゆあ

理由は2つあると思います。

その理由とは…

 

 

①店ごとにコンセプトがあるので社員同士の年代が近くなり、親近感が湧きやすいから

②ストレスの対象が外に向いていたから

 

 

だと考えています。

 

 

①については、どんな接客業をするのか?で事情が異なってくるとは思いますが、お店ならばある程度ターゲットとなるお客様の性別や年代が決まっていることが多いですよね?

 

 

そうするとそれに合わせて、

 

女性向けのサービスには女性のスタッフが多い方が良い

若者向けのサービスには年代の若いスタッフが多い方が良い

 

 

などと、働く側にもコンセプトの影響が反映されるケースは少なくないでしょう。

 

 

性別や年代が近いだけでも興味のあることが近く、共通の話題も多くなりやすいので仲良くなるきっかけが自然と揃っているケースが多いのではないでしょうか?

 

 

そして更に重要なのは②の理由です。

 

 

今事務職をしているからこそ分かるのですが、社内でのやり取りが多い仕事をしていると『イライラ・心配事・苦手な人』の存在は当然社内で多く感じることになります。

 

 

ところが接客業の場合、社員同士の接触よりもそれぞれの社員がお客様と接する時間が圧倒的に長いですよね。

 

 

そうすると『イライラ・心配事・苦手な人』などのネガティブな要素はお客様とのやり取りのなかで感じる確率が高くなるのです。

 

 

それが良いか悪いかは別の話ですが、『今日こんな困ったお客さんがいてね…』と誰かが話せば、すかさず誰かが『わかる!私もこの間ね…』と反応してくれます。

 

 

つまり社員同士は、共通の悩みを持ち、協力し合い、お互いをねぎらいあう関係に自然となりやすいんです。

 

 

この図式は接客業であれば割とどこでもあることだと思います。

 

 

接客業は人が相手なのでストレスが多いと思われることも多いですし、実際にそういった側面はあると思います。

 

 

ですが、社内という狭い人間関係の中でたまたま相性の悪い相手と毎日一緒に働くことになると、正直逃げ場がありません。

 

 

現に私は事務職として勤務している今の方が『やり場のないストレス』を抱える機会が多いと感じています。

 

 

社内の人間関係なんて入社するまではなかなか分かるものではありませんよね。

 

人間関係が良いか悪いかは仕事を探す上では正直運任せ。

 

だからこそ、不特定多数のお客様と接する時間の長い接客業の方が日常的なストレスが少ない可能性すらあるのでは?と私は考えています。

 

 

嫌なことがあっても共感してくれる人もたくさんいますしね!

 

 

前職でもよく『ずっとこのメンバーで仕事がしたいね』とお互い言いあうことが多く、良い環境に恵まれたなぁとありがたく感じていました。

人好きなHSPさんは接客業が天職かも?

HSPさんに接客業は向いているかいないか?

このことについて、私の体験談を通して様々な側面から考えてきました。

 

 

結論としては最初にも述べたように『内向的な傾向が強いHSPさんには不向きかもしれないが、人好きなタイプの場合はOK』と私は考えています。

 

 

一般的に人付き合いが苦手、とされるHSPさんには接客業は不向きと考える方も多いことでしょう。

 

 

しかし、『私ってHSPかも?』と感じている方でも『HSPだから人付き合いは苦手なはず』と自分を型にはめすぎてしまうと、自分の可能性を狭めてしまいます。

 

 

『HSPっぽいけど、人の喜ぶ顔を見たい』

『信頼できる仲間と力を合わせて仕事をしたい』

 

 

などと感じているかたには、接客業も是非チャレンジしてみてほしいなと私は思っています。